この計算はどれくらい正確か — 総務省の早見表と全16件を突き合わせた結果
当サイトのシミュレーターが出す金額を、総務省が公表している控除上限額の目安(早見表)と1件ずつ突き合わせた結果を全部載せます。都合の悪い数字も隠しません。
最終更新: 2026-09-24
結論: 差は最大 −3,520円。16件中10件は1,000円未満に収まっています。
総務省の早見表は1,000円刻みで公表されているため、差が1,000円未満であれば表と同じ区分に入っていることになります。
この突合は機械テストとして自動実行しています。計算式を変更したときに誤差が 10% を超えると、テストが失敗してサイトを更新できません。「正確です」と書くだけで済ませない仕組みにしています。
突き合わせた全16件
率(%)も併記していますが、見るべきは円の差です。年収300万円台は母数が小さいため、900円ほどの差でも率では4%を超えて見えます。
| 条件 | 当サイトの計算値 | 総務省の目安 | 差(円) | 差(%) |
|---|---|---|---|---|
| 300万円・独身 | 28,267円 | 28,000円 | +267円 | +0.95% |
| 300万円・共働き(子なし) | 28,267円 | 28,000円 | +267円 | +0.95% |
| 300万円・夫婦(配偶者控除あり) | 19,904円 | 19,000円 | +904円 | +4.76% |
| 500万円・独身 | 57,480円 | 61,000円 | −3,520円 | -5.77% |
| 500万円・共働き(子なし) | 57,480円 | 61,000円 | −3,520円 | -5.77% |
| 500万円・夫婦(配偶者控除あり) | 49,705円 | 49,000円 | +705円 | +1.44% |
| 500万円・夫婦+子1人(高校生) | 40,753円 | 40,000円 | +753円 | +1.88% |
| 700万円・独身 | 108,208円 | 108,000円 | +208円 | +0.19% |
| 700万円・共働き(子なし) | 108,208円 | 108,000円 | +208円 | +0.19% |
| 700万円・夫婦(配偶者控除あり) | 86,346円 | 86,000円 | +346円 | +0.40% |
| 700万円・夫婦+子1人(高校生) | 78,074円 | 78,000円 | +74円 | +0.09% |
| 700万円・共働き+子1人(大学生・特定扶養) | 83,338円 | 83,000円 | +338円 | +0.41% |
| 1000万円・独身 | 177,194円 | 180,000円 | −2,806円 | -1.56% |
| 1000万円・共働き(子なし) | 177,194円 | 180,000円 | −2,806円 | -1.56% |
| 1000万円・夫婦(配偶者控除あり) | 167,708円 | 171,000円 | −3,292円 | -1.93% |
| 1000万円・夫婦+子1人(高校生) | 158,223円 | 157,000円 | +1,223円 | +0.78% |
1,000円以上ずれた6件
- 500万円・独身 … −3,520円(当サイトのほうが低い=寄付しすぎない側)
- 500万円・共働き(子なし) … −3,520円(当サイトのほうが低い=寄付しすぎない側)
- 1000万円・独身 … −2,806円(当サイトのほうが低い=寄付しすぎない側)
- 1000万円・共働き(子なし) … −2,806円(当サイトのほうが低い=寄付しすぎない側)
- 1000万円・夫婦(配偶者控除あり) … −3,292円(当サイトのほうが低い=寄付しすぎない側)
- 1000万円・夫婦+子1人(高校生) … +1,223円(当サイトのほうが高い=出しすぎに注意)
年収500万円の2件は、2026年分(令和8年分)の所得税の基礎控除の引上げ(合計所得489万円以下は104万円)で所得税の税率が1段下がるためです。突き合わせに使っている総務省の目安表(2024年3月時点の公表値)はこの改正より前の税制なので、当サイトのほうが低く出ます。2026年中の寄付の上限は、当サイトの値が改正後の税制での計算です。
年収1,000万円台の4件は、給与所得控除が195万円で頭打ちになり、社会保険料の実際の負担率も15%からずれるため、概算の前提が崩れやすい帯です。年収850万円を超える方は、シミュレーターの社会保険料の欄に源泉徴収票の実額を入れてください。概算を使わなくなるぶん精度が上がります。
なぜ差が出るのか
総務省の早見表も当サイトも「目安」であり、次の4点が誤差の理由です。
- 社会保険料を年収の15%で概算している — 実際の保険料は加入している健康保険組合・年齢・住んでいる都道府県で変わります。当サイトでは実額を入力できる欄を用意しており、そこに源泉徴収票の「社会保険料等の金額」を入れると誤差はほぼ消えます
- 総務省の早見表自体が1,000円単位で丸められている — 「61,000円」と書かれている値の実体には1,000円の幅があります
- 住民税の調整控除を簡略化している — 人的控除の差額に応じた細かい計算を、一般的な給与所得者の値で近似しています
- 突き合わせに使う総務省の目安表が、2026年分の税制改正より前のもの — 当サイトは令和8年分の所得税の基礎控除(104万円・67万円・62万円)と給与所得控除の最低保障(74万円)で計算しています(国税庁「源泉所得税の改正のあらまし(令和8年4月)」)
この数字をどう使えばいいか
- 表示された上限額の数%手前で寄付を止めるのが安全です。上限を超えた分は控除されず全額自己負担になるため、下振れさせるほうが損は小さくなります
- 年の途中で賞与が減った・転職した・扶養が変わった場合は、その時点で計算し直してください。上限額は「寄付する年」の年収で決まります
- 寄付が終わったら、翌年6月の通知書を住民税決定通知書チェッカーで確認してください。計算が合っていても、申請が漏れれば控除はされません。
正確な金額を知りたい場合
1円単位で確定させたい場合は、お住まいの市区町村の住民税担当課に問い合わせるのが確実です。源泉徴収票を手元に置いて聞けば、その年の実額で教えてもらえます。当サイトを含め、どのシミュレーターも「目安」を出すものです。
関連するツール
出典
- 総務省「ふるさと納税のしくみ|税金の控除について(全額控除される寄附金額の目安)」 soumu.go.jp
- 突合テストの実体: 当サイトのリポジトリ内
tests/test_simulator.py(サイトが読み込む計算ファイルそのものを実行して照合しています)